為替ってなあに?
2024年07月21日
為替ってなあに?
為替(かわせ)ってなあに?
国境を越えて、異なる通貨間で行われるものを外国為替取引といいます。たとえば、日本円をアメリカドルに交換すること。
商品の輸出入、外国証券や海外不動産への投資、企業の海外進出など、国際的な取引の多くは外国為替を利用して金銭の受払いが行われます。取引に際しては、まず決済通貨(どの通貨で金銭の受払いをするか)を決め、自国通貨でない場合には、通貨を交換しなければなりません。この「通貨の交換」を伴う点が、外国為替の最大の特徴といえるでしょう。(※国内で行われる為替取引は、内国為替と呼ばれます。本日は一般的に耳にする通貨の交換を行う、外国為替についてです)
為替レートとは、ある通貨を他の通貨と交換する際の比率です。たとえば、1ドル=110円のように表示されます。為替レートは、以下の要因で変動します:
1. **経済状況**:国の経済が強ければ、その国の通貨の価値は上がります。
2. **金利**:金利が高い国の通貨は価値が上がりやすいです。
3. **政治的安定**:政治が安定している国の通貨は信頼され、価値が上がります。
これらの要因により、為替レートは日々変動します。為替市場は24時間取引が行われ、世界中のトレーダーが参加しています。
ニュース等で為替レートに続いて、「昨日に比べ1円の円安」といった説明が流れることがあります。円安とは、円の価値が下がる(=外貨の価値が上がる)ことで、昨日1米ドルを100円で買えていたとすると、今日は101円出さないと買えなくなったということを意味しています。逆に円高になれば、円の価値が上がり、より少ない円で安くなったドルを購入できることになります。
円高になると輸入品が安くなりますが、輸出品の競争力が下がります。一方、円安では輸出が有利になり、輸入品の価格が上がります。為替レートは需要と供給によって変動します。
外貨投資の対象となる商品には、他にも債券や株式などがあります。
外貨貯金や外貨の選び方についてはまた今度の機会に・・・。
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